名誉など要らん
そんな訳で
どーもNorikoです
通っていた小学校では、高学年になると吹奏楽部が始まる伝統があった
通常のクラブ活動とは違って希望者が自由に参加できるものではなく
成績優秀者のみが音楽の先生から直々に勧誘された上で入部することになるため
選ばれし者だけが入部できる名誉
とされていた
わしは先生から入部を促されたが普通に断った
- 練習は休日に行われる
- 家から学校までが遠い
- 個人に新しいマウスピースが支給されるとはいえ、今まで何人の手に渡って、何年使い込まれてきたんだかわかりゃしない楽器を引き継ぎ使用するという恐怖
- つーかそもそも金管楽器に興味が無い
等、具体的な理由で入部を拒否した
今まで断った者など居なかったらしく、先生にはかなり頼み込まれた
入部した友達を差し向けてまで何度も説得に来られたが、頑なに断り続けた
音楽の成績が良いというだけで全く興味もやる気もないにも関わらず、何度も熱心に入部を促される理由もわからなくて引いた
わしにとっては名誉なんかよりも、めんどくささの圧勝だったのだ
ちなみに吹奏楽部の強豪校でもなんでもなく
活動内容は
運動会で数分間、演奏を披露するだけである
わざわざ休日を潰してまで、馴染みの無い金管楽器を練習させられ
僅か数分間のために、時間と手間を費やすことに何の意味があるのか
【やりがい】と言えばそれまでだ
もちろん選ばれて喜んで入部した子達や、責任感から入部した子達のことを否定するつもりは全くない
やりたい子や、やる気のある子がやった方が良い演奏になるはずだと思っていた
わしが入部を拒否したことで人数が足りなかったらしく、ある日、後から入部することになったK子が教室のド真ん中で
今年の吹奏楽部には私が選ばれた
と発表していた
事情を知っている一次選考メンバー達は気まずそうにしていた
何も知らない取り巻きたちが
「さすがK子ちゃん!」
などと持て囃し騒いでいる
それを鬱陶しそうに遠目で見ていたクラスのリーダー男子Rが
それ最初に選ばれてたの、のりこだけどな
と言い放った
ヤバい
K子は鬼気迫る表情で
「なんで…?のりこ断ったの…?」
と詰め寄ってくる
わし「いや…普通にやりたくなくて」
K子「は?本当に?なんで?」
わし「うち遠いからダルいし休日はピアノあるし」
K子「〇〇ちゃん達のがおうち遠いしピアノあっても入ってるじゃん!」
わし「あの子達ピアノ教室違うから」←?
K子「ふーん…」
彼女は納得いかない表情で去って行き、取り巻きたちには睨まれた
唐突に暴露したRに
「お前さえ黙っていればK子は機嫌よくいられたのに何故あんなことを」
と問うと
だってうぜえじゃんアイツ
ときたもんだ
まるで自分だけが選ばれたかのように、大声で得意げに振る舞っている彼女の姿が気に食わなかったと言う
わしは危うく逆恨みで殺されるかと思ったってのに
その後、音楽会では女子2人のみ歌うパートがあり、わしは推薦されて自動的に決まってしまい、K子は自ら立候補してもう一つの枠を手にした
休み時間に水道で会ったK子が喉を気にしていた様子だったので
「喉どうした?大丈夫?」
と声を掛けたところ
別に痛くないし!!ちゃんとソロも歌うから!!!
と逆ギレされてしまった
恐ろしい女だ
わしが何をしたって言うんだ
