引きこもりは咄嗟の一言が出て来ない

かろうじて声は出た

そんな訳で

どーもNorikoです

今日も今日とて体調が悪くルームウェアのままグダグダしていた

小腹が空いたのでリビングに行くと何かの業者さんが来ていた

作業の邪魔にならないよう気配を消し、そっと通過

台所に居た母に

わし「何やってんの?あれ?」

と小声で問うと

母「テレビの業者さん!」(クソデカボイス)

業者さん「…あ!こんにちはー」

わし「こんにちは!」(会釈)

せっかくバレずに通過してきたのに母のクソデカボイスのせいで存在に気付かれてしまった

そして業者さんはなぜか目の前に居る父ではなく、わしの方を見て

「こちらのレコーダーがなんちゃらかんちゃらで〜」

とか言ってきた

しかしわしは日頃リビングに居なけりゃ当然レコーダーも使っとらんので何のことかわからず

「???」

だった

結局父が何か返事してた

業者さん的には、この家で一番若い人が話も早いだろうと思って、わしをチョイスしたのかもしれないが、そんなことなかった

適当に髪まとめたピンクのもふもふルームウェアのただ間抜けなおばさんでごめんなさいね

業者さんが作業に戻った隙を見計らい、とりあえずりんご持って再び気配消して颯爽とリビングを出てきた

自室に戻るまでの間、母が業者さんに何やら余計な世間話をしてるのが聞こえた

業者さんも何か答えてくれてて、母と同時に笑ってて、もはや談笑してるぐらいの雰囲気だった

しばらくして作業が終わったのか玄関でも何やらまた笑いながら話して帰っていった

いらんこと話しかける母も母だが、適応する業者さんすげえ

年寄りの相手慣れてんのかな

わしは自室でりんご齧りながら

(こんにちはって言われたから会釈しつつこんにちはって返したけど、ご苦労様です〜とか何かもう一言ぐらいあったほうが良かったんか?)

とか思ってた

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